費用は?内容は?「サーキット特約」使ってみた

サーキット特約について

サーキット走行は、タイム短縮や運転技術の向上など、一般道では味わえない走りを楽しめるのが大きなメリットです。しかし、その反面、事故やクラッシュのリスクも大幅に高まります。AEトレーディングでは、そんなリスクの高いサーキット会場での事故時にも対応できる保険の特約「競技・曲技等使用危険補償特約」通称「サーキット特約」の取り扱いがあるのですが、実際にどのような手続きが必要なのか?費用はいくら位かかるものなのか?今回、店主の私が実際に使用してきましたので、加入までの流れや、かかった費用についてご紹介していきます。今回持ち込んだ車は5速MTに載せ替えたクラウンで、ドリフトイベントに参加しました。ドリフト超ド素人の私が保険加入必須なのは言うまでもありません。(ちなみにサムネの86は友人の車笑)

1. 前提条件:主となる任意保険の契約加入が必須

まず、「サーキット特約」は「特約」という文言のとおり、主となる契約に付けられるオプションのようなかたちになります。ですので、前提条件として主となる任意保険の契約をAEトレーディングにする必要があります。もちろん店主の私の車は、自社で任意保険に加入していますので、その点はクリアできています。

2. 事前申告:サーキット走行の予定日と会場を申告

サーキット走行の予定が決まったら、保険会社へいつどこのサーキット会場へ行く予定なのかを連絡。そして専用の用紙「競技・曲技等使用危険補償特約(車両損害縮小支払方式) 補償内容等に関する確認書」をプリントアウトし、記入・捺印して送付すれば受付は完了です。ごくまれに、事前に車の写真送付を依頼されることもあるそうですが、今回はありませんでした。用紙は下記のリンクからご参照頂けます。

競技・曲技等使用危険補償特約(車両損害縮小支払方式) 補償内容等に関する確認書

3. サーキット会場:安心感が違う!思いっきり楽しめる!

初のサーキット特約を付帯してのサーキット走行。今までとは安心感が違います(笑)事故やクラッシュはもちろんですが、故障の際も通常の任意保険のロードサービスと同じ内容でサービスが受けられるという点でも安心感が段違いでした。実際にドリフト練習中に失火が発生し、一瞬吹けなくなったのですが、「最悪ここで直せなくてもなってもレッカーで帰れるし♪」と余裕が違います。今までは何かトラブルが発生しそうになると「やばい、帰れないかも・・・」と不安がありましたが、このゆとりがある分は精神的にだいぶ大きく感じました。

3.費用の精算:サーキット特約の費用の精算について

サーキット特約にかかる費用は、サーキット走行が終わってから精算されるかたちになります。契約の期間の途中から、残りの全契約期間の日数でサーキット特約の費用が計上されて、サーキット走行終了後にその契約を解除して、返金計上するという形で精算が行われます。

例:サーキット特約費用1日1万円・残り契約月数10か月(おおよそ300日で計算)の場合

1万円×300日=300万円追加→1日で解約→マイナス1万円×299日=299万円返金
※上記はあくまでイメージです。実際の費用や計算方法は異なります

計算上は上記のようなかたちですが、実際にはそれを月割りで処理していくかたちになります。例えば上記のようにサーキット特約にかかる費用が1日1万円だったして、残り契約月数が10か月だったとすると、1万円÷10か月=1,000円となり、翌月から満期までの保険料が毎月1,000円アップするという精算方法になるのです。ここが少しややこしい部分ですが、とは言え事務手続きは保険会社が行ってくれるので、契約者側で何か複雑な手続きをする必要はありませんし、突如大きな支払いや返金が発生することもありません。

4. 実際の費用:今回使用したサーキット特約の費用は?

それでは、みなさんお待ちかねの実際にかかった費用のご紹介です。今回サーキット特約を使用したことによる追加費用は5,330円でした。この金額はあくまで私の保険内容での特約費用となりますので、各々個々の契約によりかかる費用は違いますが、想像していたよりもずっとリーズナブルだった印象です。

ちなみに、店主の私の保険契約をざっくり書くと、35歳以上・運転者本人限定・ゴールド免許・7等級(最近増車して追加したので等級は低い)・車両保険一般加入300万円(免責20万)というかたちです。主となる契約に紐づく特約となりますので、年齢が若かったり、車両保険の金額が高ければ、その分費用は上がると思いますが、今回私は等級が低いにもかかわらず5千円台で済んだのは以外な結果でした。

4.まとめ:サーキット特約はお勧め!

今回のサーキット走行では幸いな事に、サーキット特約の出番はありませんでしたが、それでもやはり各場面で安心感が大きく違いました。コースインする時、ちょっと攻めようかなと思う時、そして車が急に調子が悪くなった時、すべての場面において「保険があるから大丈夫」と、常に平常心を保てた1日でした。サーキット走行は楽しい反面リスクを伴いますので、既にサーキットをガンガン走られている方はもちろん、これからサーキットデビューを検討されている方は、ぜひご検討頂ければと思います。

5.おまけの話:友人の車が燃えた・・・

一通りドリフトの基本練習を終えて、いざコースデビューしようかな!?と思っていた矢先、まさかの光景が。一緒に来ていた友人の86がエンジンルームから出火しました。幸い、全焼は免れましたが車は写真の通り・・・この出来事を目の当たりにし、改めてサーキット特約の重要性を痛感した一日でした。サーキット走行、恐ろしや・・・



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