[新入庫]スカイラインGT-R

グレード	GT-R
年式	1997年
走行距離	99800km
車検	2024年6月
修復歴	無し
シフト	5速MT

オプションパーツ

・NISMO 320km/h 11,000rpm スケールホワイトメーター

・NISMO スケール変更ホワイト3連メーター

・NISMO シートカバー

・NISMO シフトノブ

・BBS LM 17インチAW

・TEIN MONOsport 車高調

・柿本改 Regu 96-R マフラー

・SARD スポーツ触媒

・ステンレス等長フロントパイプ

・BNR34 GT-R 純正ステアリング

・純正OP フードトップモール

・純正OP ニーパッド

・純正OP リアアンダーガーニッシュ

PRICE　￥SOLD-

もはや説明不要の日本が世界に誇るスポーツカー「スカイラインGT-R」。このBCNR33型のスカイラインGT-Rは、1969年のPGC10型初代の2000GT-Rから始まり、1973年にKPGC110型、そして1991年にBNR32型に続き、「GT-R」としては4代目のモデルとなります。

先代のBNR32型スカイラインGT-Rから受け継がれる、2600cc直6ツインターボエンジンの「RB26DETT」は、BCNR33型のデビューに合わせて見直が行われ、ターボ加給圧を高め、新開発のインタークーラーによる吸気温の低下、点火時期・混合比のリファインなどを行い、最高出力こそ当時の自主規制値一杯の280psにとどまりますが、トルクに関してはBNR32型GT-R比+1.5kgmの37.5gkmにアップしています。

今回入庫したこちらのスカイラインGT-Rの中古車は、1997年4月登録の後期モデル。前期モデルと比較して、プロジェクター式キセノンヘッドライトへの変更や、フロントバンパーのN1ダクト標準化・リアフォグランプの標準装備やシートのワンポイントカラーをブルーからレッドへ変更させるなど、複数の変更点が加えられた人気のモデルです。

前オーナー様は60代後半の方で、こちらのスカイラインGT-Rを長らく大事に所有されていましたが、ご高齢という事もあり車検前のこのタイミングで手放す事にしたそうです。

昨今のスポーツカーブームにより程度の良い中古車が枯渇する中、事故や故障、不動車を復活させて再生された車両では無く、この33GT-Rのような前オーナー様が大事に乗られていた車というのは、非常に貴重な1台です。是非最後までご覧いただければと思います。

外装

新車時から約25年が経過するこちらのBCNR33スカイラインGT-Rですが、ボディに目立つような大きな傷、凹みなどはほぼ皆無。塗膜もオリジナルの状態でツヤもしっかりのこっており、前オーナー様の保管状態が良かったことがうかがえます。ヘッドライトもくもりは一切なく、ここまでキレイな33GT-Rは本当に珍しいです。

中古車の33GT-Rの程度の良し悪しを判断する上で、まず確認しなければならないのはウインドモールの状態ですが、こちらの33GT-Rは下記の写真のとおりとてもキレイな状態です。このウインドモールは経年劣化によりひび割れてしまい、そこから雨水などが浸入してボディにサビを発生させるので、ここがキレイな状態で残っているGT-Rは、それだけでとても程度が良いと言えます。

内装

内装に関してもとてもキレイなこちらの33GT-R。ニスモのシートカバーやホワイトの320kmメーター、3連コンビネーションメーターにBNR34のエアバッグ付き純正ステアリング等、今ではなかなか手に入れる事の出来ないお宝パーツがたくさん装着されているのもポイントです。尚、ニスモの320kmメーターの交換作業に関しては2006年7月49160km時にディーラーにて交換作業を行っており、その際の記録簿も残っています。上記に記載している99800kmは、交換前と交換後の走行距離を合算した、この車の新車時からのトータルの走行距離を記載しております。日産ディーラーの証明書もある実走行車ですのでご安心ください。

それ以外にも純正オプションのニーパッドや、後席足元部分に補強用のタワーバー、ニスモのシフトノブ等が装着されているこちらの33GT-R。純正のフロアマットのこのキレイさを見ていただくだけでも、この33GT-Rの程度の良さが解ります。

足廻り

こちらの33GT-Rに装着されるアルミホイールは、老舗ホイールメーカーBBSの人気モデルLM。大きさは控えめな17インチとなります。また、それに装着されているタイヤはブリジストン社製の「POTENZA S001」です。左右非対称モデルのこのタイヤは、ドライ、ウェット両方の状況で高いパフォーマンスを発揮しながらも、高速域では静粛性も兼ね備えている、ストリート向けの万能な高級タイヤになります。

サスペンションにはTEINのモノスポーツが装着されたこちらの33GT-R。この車高調は前オーナー様が新品購入して装着してから、まだ1年程度しか経過してなく、とてもキレイな状態でヘタリもありません。車高調装着時には同時に4輪アライメントも取っており、アライメントデータも残っています。

エンジンルーム

RB26DETTツインターボエンジンが搭載された修復歴の無いキレイなエンジンルーム。年数の経過した中古車の33GT-Rのエンジンは、経年劣化でエンジンヘッドカバーやサージタンクの塗装がはがれがちですが、この33GT-Rはとてもキレイな状態を保っております。チューニングに関しても目立つような大きなチューニングはされていなくほぼ純正の状態で、ボンネット裏のインシュレーターなどもとてもキレイな状態が保たれています。

尚、こちらの33GT-Rのエンジンルーム内のサスペンションの付け根、ストラットのシール部分に色が付いておりますが、こちらは錆止めのペイントが施工されており、その色が付いています。シール部分には若干のシールの割れと、それを補うタッチアップペイントがされていますが、そこ以外は特に目立つサビや腐食などは無く、33GT-Rのエンジンルームとしてはとてもキレイなほうです。

下廻り

33GT-Rを検品する上でモール類、エンジンルームに続き重要になるのが下廻りのサビの状態です。こちらの33GT-Rに関しては、下廻りに若干のサビが確認できますが、こちらは年式から考えて十分許容範囲のサビのレベルかと思います。腐食などによる穴あきなどはもちろん無く、33GT-Rの中ではかなり程度の良いほうかと思います。また、ジャッキポイントも重要なチェックポイントですが、こちらも若干のめくれが確認できます。この年代のスポーツカーはジャッキポイントと言いながら全然強度が無く、新車時からよほど注意して整備しないと、例外無くジャッキポイントにめくれや凹みが出てしまいますので、この程度のへこみはある程度許容してあげる必要があると思います。

マフラー

マフラーは車検対応の「柿本改 Regu 96-R」が装着されていますが、実はこの33GT-Rが当社へ入庫した時はノーマルマフラーが装着されていました。そしてこの柿本改のマフラーはお客様のご自宅に長期にわたり保管されていたものになり、それを当社に入庫後に交換したものになります。長期保管によりマフラーだけサビが進行してしまい、写真では少し目立っていますが、これは車両の劣化に伴うサビでは無く、マフラー単体でのサビですので、その点はご安心いただければと思います。

メンテナンス履歴

メンテナンスに関しても定期的に行われてきたこちらの33GT-R。新車時の1カ月点検や6か月点検、2006年のメーター交換時の記録簿をはじめ、2010年からは2010年、2011年、2012年、2016年、2018年、2020年の定期点検記録簿が手元で確認でき、4輪アライメントデータも残っております。また、当社入庫後はマフラー交換に合わせてプラグもIRITOPの7番に交換済みです。

総括

今や周知の事実となったアメリカの25年ルールと、それに伴うスカイラインGT-Rの中古車相場の上昇。32GT-Rからのフルモデルチェンジにより大型ボディとなった33GT-Rは、発売当時不人気車と言われており、32GT-Rのような中古車相場の高騰は起こらないと言われていましたが、実際には新車から25年経過した2005~2006年式の33GT-Rは日々その中古車相場を上げております。そしてその流れから、まだ25年経過していないにも関わらず、2007年以降の後期モデルの中古車相場も高騰しているのが今の33GT-Rの中古車相場の現状です。

33GT-Rの生産台数（標準グレードとVスペックの合計。LMやN1、オーテックなどの特別仕様は除く）は、前期・中期モデルが合計で12633台生産されたのに対し、後期モデルは僅か3227台しか生産されていなく、33GT-Rの後期モデルは、今後良い個体はもちろん、どんな程度の個体でも相場が上昇していくのは、現状の中古車相場を見れば一目瞭然と言えます。

そんな中、今回入庫したこちらの33GT-Rは、前オーナー様が大事に乗られていたとても程度の良い車両で、当時の希少なパーツも装着されていて、過度なチューニングもされていない、とてもバランスの良い33GT-Rと言えます。ベースとしての程度が良い分、ここからご自身の好みに合わせてチューニングパーツを装着し造られていくも良い車両ですが、現状のまま、この状態のままで、ストリートベースで乗っていただくほうが、この個体には合っている気もします。