[新入庫]シビック タイプR
グレード | タイプR |
年式 | 1999年 |
走行距離 | 145800km |
車検 | 2024年7月 |
修復歴 | 無し |
シフト | 5速MT |
オプションパーツ
・高勢STOUT カーボンボンネット
・FJITSUBO Super EX エグゾーストマニホールド
・FJITSUBO Legalis R マフラー
・ATS クラッチ
・社外 LSD
・KOYO アルミラジエーター
・NGK スパークプラグケーブル
・CUSCO STREET ZERO A 車高調
・無限 前後アッパーアーム/ロアアームブッシュ
・carrozzeria SDナビゲーション
・carrozzeria WX130DA サブウーファー
・LEDヘッドライト
PRICE ¥SOLD-
「B16B型」1.6リッターDOHC VTECエンジンを搭載するこのシビック・タイプR(EK9)は、わずか1050kgの軽量ボディと、どこまでも気持ちよく回る高回転、高出力のVTECエンジンを武器に、NAながらターボ車にも負けない走りを見せ、様々なレーシングシーンにおいて活躍してきました。また、その「軽快さ」と「優れた運動性能」ゆえに、大阪にある高速道路・阪神高速1号環状線を高速で走り回る「環状族」の車として使用されるなど、ストリートシーンにおいても注目されたクルマです。
今回入庫したこちらのシビックタイプRの中古車は、1999年6月登録の後期モデル。前期モデルと比較して、ライトやグリル、バンパーデザインが変更され、オーディオパネルも2DIN対応に変更されたモデルです。
こちらの後期モデルのEK9シビックタイプRの中古車は、車高調やマフラー、LSDの取付けなどが行われたライトチューン車両。平成11年から令和4年までの23年間、定期的にメンテナンスも行われてきており、手元に残っている記録簿の総数は15枚にもなります。修復歴も無く内外装もキレイで、とても程度の良いこちらのEK9シビックタイプRの中古車。お探しの方は必見の1台です。
外装
大きく目立つキズや凹みの無いキレイなボディのこちらのシビックタイプR。色褪せがちなソリッドカラーのチャンピオンシップホワイトですが、こちらのEK9シビックタイプRの中古車は、全体的に塗装面も艶がしっかり残っています。外装のキズはリアバンパーに小傷と、ルーフにうっすらと凹みが確認できる程度で、全体的にはとてもキレイ。この年代の中古車としてはとても程度が良いと言えます。
内装
外装同様に、内装に関してもとてもキレイなこちらのEK9シビックタイプR。タイプRと言えば、純正の赤いレカロシートが人気ですが、中古車市場に流通しているEK9シビックタイプRの大半は、切れや汚れ、シミなどで、大きなダメージを受けている中古車が大半です。しかし、このEK9シビックタイプRのレカロシートは、写真からも確認できるように、とてもキレイな状態が保たれています。また、それ以外にもハンドル、ダッシュボードや内張り、フロアカーペットなどもとてもキレイで、清潔感のある内装です。
尚、こちらのシビックタイプRには、トランク部分の内張りと、スペアタイヤは欠品となります。サビが発生しやすいフロア部分は既に塗装処理がされており、とてもキレイな状態となります。
足廻り
タイプR純正の16インチアルミホイールが装着されたこちらの車両。サビやヨゴレなどが目立ちやすい、ボディ同色のホワイトカラーの純正アルミホイールですが、このEK9シビックタイプRに装着されているアルミホイールの状態はとても良好です。タイヤに関してはTOYO製PROXES R1R。山もまだ残っていますので、しばらくはそのまま使用が可能。サスペンションにはクスコ製の車高調が、そして社外のLSDも装着されています。
エンジンルーム
結晶塗装の真っ赤なヘッドカバーが特徴的なB16B VTECエンジンが搭載されたエンジンルーム。タイプRにお決まりのヘッドカバーの塗装はがれが一部見受けられます。エキマニにはフジツボ製のスーパーEXが装着済み。馬力のアップだけでなく、純正の半分以下という重さから軽量化にもつながるパーツです。全体的には、目立つようなサビや腐食、劣化などは見受けられず、年式を鑑みればとても状態の良いエンジンルームと言えます。
下廻り
シビックに限らず、この年代の中古車のスポーツカー購入を検討する上で、重要になるのが下廻りのサビの状態です。こちらのEK9シビックタイプRの中古車は、下廻りに若干のサビが確認できますが、こちらは年式から考えるととても状態は良いと言えます。下廻りのオイル漏れに関しても、現状ではミッション部分の写真からもお分かりいただけるとおり、特に確認できません。
メンテナンス履歴
新車時の1999年から直近の2022までの約23年間、定期的にメンテナンスが行われてきたこちらのEK9シビックタイプRの中古車。手元の資料で確認できる記録簿は、平成11.12.14.15.16.17.18.20.21.22.26.28.30年.令和2.4年の合計15枚にもなります。
尚、96387km時には、タイミングベルト、ウォーターポンプ、ミッションオーバーホール、LSDの取付け、クラッチの交換、ドライブシャフトの交換が行われており、その後も、129995km時にステアリングギアボックスの交換、直近車検時の令和4年6月142120km時には、ブレーキオーバーホール、ラジエーターホース交換、前後アッパーアーム/ロアアームブッシュ入替えなども行われている1台です。
総括
1600ccのコンパクトなエンジンからは想像できないようなパワーと楽しさを与えてくれるEK9のシビックタイプR。大排気量車が繰り出す絶対的パワーはありませんが、このEK9のシビックタイプRは、コンパクトで機敏に動くボディと、軽くふけあがるエンジン、回せるエンジンで、サーキットだけでは無く、街乗りや峠でもしっかり車のポテンシャルを確認出来る楽しさがあります。
今回入庫したこちらのEK9のシビックタイプRは、平成22年から令和5年までの23年間もの間、東京23区内在住の前オーナー様が大事に乗られていた1台なので、比較的サビも少なく、とても良いコンディションが保たれています。
新車登録時から25年が経過するまで、残り1年を切ったこちらのEK9シビックタイプRの中古車。25年が経過すれば価格が上昇するのが、現在の日本の中古車市場の常識の中、まだ24年経過なのでこのプライスで販売できる車両とも言えます。AEトレーディングでは、遠方の方でも安心して購入できるよう、FaceTimeやZOOMなどのオンライン商談ツールもご用意しております。ご検討中の方はお気軽にお問い合わせください。
#シビック タイプR EK9
1995年9月にモデルチェンジしたシビックは、型式をEGからEKへ変更。1997年8月にはNSX、インテグラに続き、ホンダのタイプR第3弾として、ついに6代目となるシビック(EK9)にも待望の「タイプR」を追加しました。
「B16B型」1.6リッターDOHC VTECエンジンを搭載するこのシビック・タイプR(EK9)は、わずか1050kgの軽量ボディと、どこまでも気持ちよく回る高回転、高出力のVTECエンジンを武器に、NAながらターボ車にも負けない走りを見せ、様々なレーシングシーンにおいて活躍してきました。また、その「軽快さ」と「優れた運動性能」ゆえに、大阪にある高速道路・阪神高速1号環状線を高速で走り回る「環状族」の車として使用されるなど、ストリートシーンにおいても注目されたクルマです。
当時の販売価格は、20代のクルマ好きの若者でも買えるようにと、標準モデルで199万8000円、装備が簡素化されたレースベースモデルに関しては169万8,000円で販売され、その人気は「頭文字(イニシャル)D」や「なにわ友あれ」などの漫画の舞台に登場したことでさらに加速。シビック・タイプR(EK9)は、販売から一気に人気スポーツカーの仲間入りを果たしました。
中古車市場について
シビック・タイプRの中古車相場は、このEK9のモデルに限らず全体的に高騰が続いているのが現状です。2021年現在、20万kmを超える個体でも100万円を切る価格で購入する事は難しく、10万km程度で修復歴がある個体でも最低200万円は用意しないと購入できないような市場価格となっており、直年3年間の間で約2倍程度に価格が上昇しています。また、後期モデルから登場したサンライトイエローなどは更に価格が高くなる傾向があります。
レッドカラーが特徴的なスポーティーな内装
シビック・タイプRの内装は、専用のMOMO製小型ステアリングが使用され、シートはホールド性の高い真っ赤なRECARO製バケットシートが装着されました。また、運転席や助手席・フロアマットなどにブラックを基調に「レッドカラー」が挿し込まれスポーティー感を演出。さらに、ドライバーをその気にさせるカーボン調のパネルで仕上げられたセンターパネルや速度メーターが装備されています。
B16B型DOHC VTECエンジン
シビック・タイプR(EK9)には、新たにタイプR専用のエンジンが積まれ、型式もSiR系が積むB16A型からタイプR専用の「B16B型DOHC VTECエンジン」へと変更されました。B16A型をもとに様々なチューニングが施されたこのB16B型エンジンは、2輪屋としての一面もありエンジンにこだわるホンダならではの技術がたくさん盛り込まれています。
SiR系以上のパワーアップが求められたシビック・タイプRは、「高回転域でのエンジン出力の向上」をテーマに圧縮比を10.4から10.8に高め、バルブ系を大幅に強化。バルブの鋭角化による吸気抵抗の低減、排気系全体の大型化による流量増大を行い、最高出力185㎰/8200rpm・最大トルク16.3kgf・m/7500rpmと、SiR系と比べて最高出力では15ps、最大トルクは0.3kg・mパワーアップしました。レブリミットもベース比+200rpmの8400rpmまでUPし、リッターあたり116㎰と当時のNAエンジンでは世界最高レベルの数値を達成しています。
また、エンジンのパワーアップと同時に、職人がインテーク系とエキゾースト系のポート内部を手作業で研磨。エキゾーストパイプを大型化とサブチャンバーを追加することで、「心地良いエキゾーストサウンド」と「どこまでも気持ちよく回るエンジン」を実現させました。
目指すはインテグラ・タイプR
先に発売されていたインテグラ・タイプRより200cc排気量の少ないシビック・タイプR。そのハンデを埋めるためにシビック・タイプRはベース車に大幅な改良が加えられてました。まずはエンジンのパワーアップに合わせて、まずは「ボディ剛性」を向上させるためにフロント・リアの各所にパフォーマンスロッドを追加、フロントストラットタワーバーなどの板厚アップを行いました。これによりねじり剛性が大幅に強化され、特にねじれの力がかかるコーナーリング時にもしっかりと剛性感のある走りが実現できるようになっています。
また、剛性アップだけでなく「軽量化」も徹底的に行われたシビック・タイプR。エンジン本体の軽量化や、小型バッテリー、軽量フライホイールの採用など細部にわたり軽量化を実施。その結果、ボディの補強による重量を加えても、車重はベースモデルより『30㎏』軽くなりました。また、装備品のオプション化や、ドア内張りなどを簡単に剝がせるような設計にするなど、シビック・タイプRはより軽量化が可能なモデルとなっています。
タイプRに装着されたエアロパーツは、見た目だけでなく「空力抵抗」も考慮され、車体後部の接地力UPによる高速コーナリングでの安定性が向上しました。
タイヤはインテグラ・タイプRと同じ195/55R16サイズのハイグリップタイヤを使用し、ブレーキのディスクローターもベース車のSiRからサイズアップしフロント15インチ・リア14インチに。ABSはシビック・タイプR専用セッティングに設定され、「ブレーキ性能」は大幅に向上しています。
また、FF車特有のコーナー出口でのアンダーステアを押さえ込むヘリカルLSDも装着。コーナー旋回時にかかる力から、最適な左右輪のトルク配分を瞬時にこのLSDが行い、アンダーステアを押さえながら俊敏な旋回フィールの実現が可能になっています。
さらに、あのレーシングドライバー土屋圭市氏によるフィーリングチェックやセッティングが行われるなど、筑波や鈴鹿サーキットでの走行テストが徹底的に行われ、シビック・タイプRはライバルインテグラ・タイプRとの排気量200㏄もあるハンディキャップを「よく曲がり、よく止まる」運動性能によって埋めることに成功しました。
スペック
エンジン型式 | B16B |
種類 | 直列4気筒 1.6L NA |
排気量 | 1595cc |
最高出力 | 185PS/8,500rpm |
最大トルク | 16 .3kgf·m/7,500rpm |
車重 | 1,040kg(レースベース車) 1,050kg(P/S装着車) 1,090kg(P/S A/C ABS エアバッグ装着車) |
寸法(㎜) | 全長4180/全幅1695/全高1360 |
※カタログスペック